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 米Googleは現地時間2010年5月17日、インターネット上での音声およびビデオ関連技術を持つノルウェーGlobal IP Solutions(GIPS)Holdingを買収する意向を明らかにした。買収総額は約4億2100万クローネ(およそ61億円、1クローネ14.5円で換算)にのぼる見込み。

 Googleは完全子会社Google Acquisition Holdingsを通じて、GIPSのすべての株式を1株当たり13.0クローネで現金で買い取る株式公開買付を実施する。この金額は、Googleが買収提案を公表する直前の3月14日の終値に27.5%のプレミアを乗せた額である。

 買収が成立するには、同提案に応じる株式が全GIPS株式の90%に達する必要がある。5月20日前後にGIPS株主に詳細な買付条件を通知し、6月4日前後まで公開買付を行う。期限を延長する可能性もあるが、8月31日までにGoogleが規定の株式を獲得できなかった場合、あるいは買収を断念した場合、公開買付は失効する。

 なお、GIPSの取締役会は、同提案を受け入れるよう株主に勧告することを決定しているという。同社株主であるKistefos Venture Capital ASとKistefos Venture Capital II DAが同提案に応じる予定で、両社を合わせた株式は議決権の約50%を占める。

 GoogleエンジニアリングディレクターのRian Liebenberg氏は、「Webは急速に発展し、インターネットを介したリアルタイムのビデオおよびオーディオコミュニケーションがユーザーの重要ツールになりつつある。品質の高いIP経由のビデオ/オーディオを提供するGIPSと協力し、引き続きWebプラットフォームの革新に取り組めることを楽しみにしている」と述べた。

 GIPSは、1999年7月にスウェーデンで設立された。オスロ証券取引所に上場し、現在はサンフランシスコに本拠を置いている。米Yahoo!、米AOL、米Oracle、韓国Samsungなどが同社の技術を採用している。

[発表資料(Googleのプレスリリース)]
[発表資料(GIPSのプレスリリース)]