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 IPv6普及・高度化推進協議会のIPv4/IPv6共存WG IPv6家庭用ルーターSWGは2010年5月26日、「IPv6家庭用ルータガイドライン」の改訂版となる2.0版を早ければ6月に公開する予定だと明らかにした。同日IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース(以下、枯渇対応TF)アクセス網ワーキンググループが開催した「日本におけるIPv6インターネット・アクセス網の提供方式についてのガイドライン等説明会」のなかで、同SWGのco-chairである中川あきら氏が言及したもの。IPv6家庭用ルータガイドラインでは、IPv6インターネットに接続するために必要となる家庭用ルーターのベースラインをまとめている。家庭用ルーターのベンダーやプロバイダー(ISP)などが検討を重ね、2009年6月に1.0版(公開先)を公開していた。

 新しい2.0版では、ISPへの接続機能の説明にNAT444やDS-Lite、A+PといったIPv4アドレス枯渇対策/IPv6移行策に使う技術の解説を追記。さらにアドレス割り当て手法の説明に、ユニークローカル・ユニキャスト・アドレス(ULA)に関して情報を追加した。家庭用ルーターのセキュリティ機能の具体的な説明を盛り込み、DNSプロキシー/DNSリゾルバーについては、IPv6とIPv4を混在させたときの考え方を整理している。また、宅内ネットワークへの情報配布機能については、ISPから配られるIPv6のプレフィックスが変わった場合のLAN内の対応やWAN側回線が切断したときの対応などを追記したという。付録では、NTT東日本/西日本のNGNに関する公開情報を整理している。

 なお、この説明会はインターネット関連のサービス事業者や機器ベンダー向けに、IPv4アドレス枯渇やIPv6への移行に関する各種ガイドラインを説明する場として開催された。NTT東西が公開中の「NGN IPv6 ISP接続<トンネル方式>用アダプタガイドライン」(NTT東日本の公開先NTT西日本の公開先)、総務省が公表した「ISPのIPv4アドレス在庫枯渇対応に関する情報開示ガイドライン」(公開先)、そしてIPv6家庭用ルータガイドラインについて、これらを公開・公表した当事者がポイントを解説した。また枯渇対応TF アクセス網WGが「IPv4アドレス枯渇関係、その後の動き」と題して、2011年4月以降に開始されるNGN(次世代ネットワーク)上のIPv6インターネット接続サービスに関する議題や課題の検討状況を整理した。これらの説明・解説のあと、慶應義塾大学の中村修教授が全体を総括。東京大学の江崎浩教授のあいさつで説明会を締めくくった。

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