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 米Googleの地図検索サービス「Google Maps」の「Street View」画像を撮影する車両が一部個人データを取得していた問題で、米下院議員3人が「Googleの釈明の完成度と正確性に懸念を覚える」として、Googleあての質問状を公開した。

 Joe Barton議員、Edward Markey議員、Henry Waxman議員が米国時間2010年5月26日に連名でGoogle会長兼最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏に送った同書簡(PDF文書)では、12項目の質問を掲げ、6月7日までに回答するよう求めている。

 Googleは、5月14日に個人情報収集の事実を認め謝罪したが、4月の段階ではこれを否定していた(関連記事:Google、Street View車両の個人データ収集を認める)。同社の説明によれば、Street View車両は道路から見える風景を撮影するほか、位置ベースのサービス強化を目的としてWi-Fiネットワークの情報を収集していたが、対象はSSIDデータ(ネットワーク名など)やMACアドレス(ルーターの固有番号など)だった。

 ところが、ドイツのデータ保護関連当局の要請に応じて収集データをすべて調べたところ、パスワード保護されていないWi-Fiネットワークからペイロードデータを誤って収集していたことが判明した。Googleは以後、Street View車両でWi-Fiネットワークデータをいっさい収集しないことを決定した。

 3議員は、Googleが事実を認めるまでに時間がかかったことや、一度は事実に反する声明を発表したことを指摘し、強い懸念を示した。質問状には、米国のStreet View車両がすべてWi-Fiネットワークデータの収集に関係していたのか、米国内でデータを収集したネットワークはどれくらいあるのか、収集したデータはいつ、どのような方法で破棄したか、といった質問が含まれている。

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