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OSSライセンスの比較(IPA「OSSライセンスの比較、利用動向および係争に関する調査」より引用)
OSSライセンスの比較(IPA「OSSライセンスの比較、利用動向および係争に関する調査」より引用)
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 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は2010年5月31日、「OSSライセンスの比較、利用動向および係争に関する調査」の報告書を公開した。主要なオープンソースソフトウエア(OSS)ライセンスの概要や利用動向、OSSライセンスをめぐる係争についての調査をまとめている。

 比較調査の対象としたライセンスはAGPLv3、EUPL、MPL、LGPLv3、CDDL、CPL、EPL、YPL、BSD License、Apache License、MIT License、Sendmail License、OpenSSL License/SSLeay License、CPOL、ISC License、Artistic Licenseの16種類。

 利用動向としては、AndroidやSymbian OS、OpenSolaris、OpenJDK、Google Chrome、Mozilla Firefox、OpenOffice.org、Eclipse、Samba、MySQLなどの主要なOSS 23種類が採用したOSSライセンスや、そのライセンスを選択した理由などについて調査している。

 係争事例については、MySQL ABとProgress Software CorporationおよびNuSphereの係争やCaldera Systems (SCO Group)とIBMの係争、Free Software FoundationとCisco Systemsの係争など米国の事例12件、Harald Welte氏とSkypeの係争など欧州の事例6件を取り上げ、係争の経緯、決着内容、主な争点などをまとめている。

 調査報告書はIPA オープンソフトウェア・センター リーガルワーキンググループが監修した。IPAが運営しているオープンソース情報サイト「OSS iPedia」で公開している。「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示-非営利-改変禁止 2.1」のもとで公開しており、クレジットを表示し、営利目的でなく、内容を改変しない限り、無償でダウンロードし、複製、再配布することができる。

◎関連リンク
OSSライセンスの比較、利用動向および係争に関する調査(PDF)