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 東京都議会の本会議が2010年6月16日に開催され、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案についての決議が行われた。結果は最大会派である民主党などの反対多数で否決された。

 改正案の一つの柱は、青少年の携帯電話における被害を未然に防ぐことを目的としたインターネット利用環境の整備で、具体的には「携帯電話機の都推奨制度の創設」や「フィルタリング解除手続きの厳格化」などである。

 しかし前者は推奨基準が示されていない。後者は、解除する場合に解除の正当な理由やその他の事項を記載した書面を提出するとしているが、誰が対象なのか、正当な理由が何を指すのか、その他記載する事項は何なのかが書かれていない。これらを含めて記述にあいまいな点が多く、拡大解釈による過剰規制につながる可能性があるという指摘がなされていた。

 2010年3月に行われた本会議では、改正案は検討が不足しているとして継続審議となっていた。今回の否決を受けて、都が2010年9月の都議会で改正案を再提出する可能性はあるが、今回でいったん廃案となる。