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写真1●Make: Tokyo Meeting 05の会場の様子。体育館は熱気に満ちていた
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写真2●多摩美ハッカースペースの展示物「道子」。植物に触ると声が出る
写真2●多摩美ハッカースペースの展示物「道子」。植物に触ると声が出る
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写真3●リインフォース・ラボの上原氏が作成したiPhoneからマインドストームを操作する展示
写真3●リインフォース・ラボの上原氏が作成したiPhoneからマインドストームを操作する展示
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 2010年5月22~23日、電子工作やプログラミングのイベント「Make: Tokyo Meeting 05」(MTM05)が、東京都目黒区の東京工業大学で開催された。主催はオライリー・ジャパン。2日目が悪天候だったにもかかわらず、2日間の来場者数は7200人に達した(写真1)。今回で5度目となる同イベントでは、電子工作やプログラミングなど「ものづくり」を興味とする人たちが集い、それぞれの成果を披露した。

 今回も組み込みキットである「Gainer」(ゲイナー)、「Arduino」(アルドゥイーノ)、Arduino互換機である「Japanino」(ジャパニーノ)を使った様々な電子機器が多かった。設計情報が公開されていることに加えて、安価で手に入りやすいことが開発者の心をつかんでいるようだ。また、手軽にパソコンにつないでプログラミングできることも特徴である。センサーや発光ダイオード(LED)を接続することで、アイデアを盛り込んだインタフェースを自作できる。

 多摩美術大学の建築発明工作ゼミのメンバーで構成する多摩美ハッカースペースは、パソコンにArduinoを接続した植物のタッチセンサーを作成した。植物に触れると、女性の声で言葉を発する。センサーを植物を入れた花瓶の水と連動させた。

 センサーはわずかな電気抵抗で反応するようにできており、花瓶に挿した植物の葉を触るだけでも、植物の中に伝わっている水を通して電気抵抗の変化を感知し、声を鳴らす(写真2)。

iPhoneやiPadと連携させた例も

 iPhoneを使った展示も多かった。リインフォース・ラボの上原昭宏氏が展示していたのは、iPhoneから送った信号をJapaninoで受け取り、ロボット作成キットの「レゴ マインドストーム」と連携させるシステム(写真3)。「iPhoneからiPhoneアプリなどを使って信号を出力するには制限がある。ヘッドフォンミニジャックからのアナログ信号の出力には制限がないので、そこからロボットを動かす信号を出す」(上原氏)という。

 会場では、ほかにも国内では発売前だったiPadを使った展示や、Android端末を使ってマイコンを操作するものなど、様々な電子工作が登場した。なお、オライリー・ジャパンは、9月25~26日に岐阜県大垣市で「Make: Ogaki Meeting」を開催する予定。