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 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2010年7月1日、米Palmの買収手続きを完了したと発表した。これによりHPはPalmのスマートフォンOS「webOS」と同OSを搭載するハードウエアを開発し、モバイル機器市場で攻勢をかける。HPは今年4月28日、Palmの普通株を1株当たり5.70ドルの現金で買い取り、総額約12億ドルで同社を買収することで合意に達したと発表していた。

 HPは新たにPalmグローバルビジネス部門を設置し、パソコンなどを手がけるパーソナルシステム事業を統括するTodd Bradley上級副社長の直属とする。同部門はPalmの元会長兼最高経営責任者(CEO)Jon Rubinstein氏が率い、webOSと同OSベースのハードウエア製品を手がけていく。開発する製品はスマートフォンをはじめ、将来のタブレットパソコンやネットブックまで多岐にわたるとしている。

 HPは、webOSやスマートフォン「Palm Pre」「Palm Pixi」をはじめとするPalmの知的財産が、成長の速いモバイル端末市場でHPを躍進させると期待している。

 HPは今年1月の家電見本市「2010 International CES」で、「Slate」と呼ぶWindows 7搭載タブレット端末を披露していた(関連記事:[CES2010]マイクロソフト製のタブレットは「スレートPC」、Windows 7を搭載)。米メディア(InfoWorld)によると、HPはその後、計画を変更してWindows 7の採用を中止したのではないかとうわさされていた。今回の発表でwebOSをスマートフォンだけでなく、より大きめのデバイスにも採用していくという方向性が示されたとInfoWorldは伝えている。

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