東映とグループ13社は2010年10月に人事給与システムを刷新する。同社が今回利用するパッケージソフト「ZeeM 人事給与」のメーカーであるクレオが2010年7月5日に発表した。新システム稼働により「グループ14社の人事給与に関する業務効率を向上させ、同時にシステム運用コストを削減できる見通し」(情報開発室の木村直道室長)という。

 新システムを使うのは東映本社とグループ企業23社のうち13社。合計の利用者数は約2000人である。新システムのパッケージソフトは東映本社の人事労政部と情報開発室が数社の製品を比較して選んだ。この5月にクレオ製品の採用を決め、6月からの4カ月間で導入作業を進める計画だ。開発コストは非公表。

 クレオのZeeM 人事給与を採用したポイントは機能性の高さだという。統計分析が可能な任意検索機能やグループ会社ごとの人事給与制度に対応できるマルチカンパニー機能、内部統制に対応したログ管理機能を標準で備えていることを評価した。そのほか、東映の業務に適合する度合いが高いことや担当業務に合わせてメニューを設定できることも評価のポイントだという。

 東映は過去13年間、他社製のパッケージソフトで人事給与システムを稼働させてきたが、機能不足とシステム開発コストの増加が課題だった。例えば、標準機能はグループごとに異なる人事給与体系に対応できないため、カスタマイズで対応せざるを得なかった。また、グループ会社でのデータ入力や本社での各種統計分析のために、マイクロソフトの「Access」で別途ツールを開発していたという。