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図●JPIXが提供する「IPv6v4エクスチェンジサービス」の実験サービスの概要
図●JPIXが提供する「IPv6v4エクスチェンジサービス」の実験サービスの概要
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 日本インターネットエクスチェンジ(JPIX)は2010年7月8日、同社のユーザーであるインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)向けにIPv6パケットとIPv4パケットのトランスレーション(変換)機能を提供する「IPv6v4エクスチェンジサービス」の実験サービスを開始した。

 今回の実験サービスでは、ユーザー宅内にIPv4パケットからIPv6パケットへの変換機能を持つホームゲートウエイを設置。JPIXのネットワーク内には、逆にIPv6からIPv4への変換機能を持つトランスレーターを用意する。こうすることで、ISPのバックボーンネットワークなどがIPv6アドレスだけで構成されていても、IPv4アドレスのみを割り当てられたユーザー宅内のクライアント端末から、やはりIPv4アドレスのみを割り当てられたインターネット上のサーバーなどにアクセス可能になる()。

 トランスレーターはセーブルネットワークスの製品を採用。提供地域はJPIXの名古屋、大阪を除く首都圏すべてのエリアとなる。正式サービスの詳細については、今回の実験を通じて固めていく方針だ。

 IANA(Internet Assigned Numbers Authority)が管理するIPv4グローバルアドレスの在庫は、2011年にも枯渇すると予測されている。将来的に、IPv6アドレスしか持たないサーバーやネットワークが登場する可能性がある。一方、既存のIPv4対応のサーバーやユーザー宅内の端末は当面の間は残り続ける。今回の実験サービスは、こうした将来の混在環境を見越して、IPv6とIPv4の接続性を維持するための準備の一環と言える。

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