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 米NTPは米国時間2010年7月9日、無線通信関連の特許を侵害されたとして、スマートフォン関連の技術大手6社を提訴したと発表した。訴えられたのは米Apple、米Google、台湾HTC、韓国LG、米Microsoft、米Motorola。

 NTPは、これら6社が無線通信システム上の電子メール配信に関する同社の8件の特許を侵害していると主張し、ライセンス料を支払うべきだとして、7月8日にバージニア州東部の連邦地方裁判所に訴状を提出した。NTP共同設立者のDonald E. Stout氏は、「当社の知的資産をライセンス無しに使用することは、当社と当社ライセンシーに対して明らかに公平ではない」と述べている。

 NTPはかつて、カナダResearch In Motion(RIM)を相手取って同様の訴訟を起こした。2006年3月に両社は和解合意し、RIMは和解金6億1250万ドルをNTPに支払い、NTPから特許ライセンスを取得した(関連記事:加RIMと米NTPの特許侵害訴訟が決着,和解金6億1250万ドル)。RIMとの係争中、米特許商標局(USPTO)はNTPの多数の特許の有効性を棄却する判断を下したが、2009年12月に、USPTO特許審判部は4件の特許の67クレームが有効であることを確認したという。NTPは、USPTOが有効性を棄却した残りの特許クレームについても、再調査するよう上訴している。

 米メディアの報道(New York Times)によると、NTPは米AT&T、米Sprint Nextel、ドイツDeutsche TelekomのT-Mobile、米Verizon Wirelessなどのキャリアを相手取った訴訟も起こしているが、特許再調査のため裁判は保留中。また、RIM以外にフィンランドNokiaや米Good Technologyが、NTPとライセンス提携を結んでいる。

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