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 テラスカイは2010年7月27日、「Salesforce CRM」や「Force.com」と企業の基幹系システムのデータを連携させるミドルウエアの新バージョン「DCSpider2.4」を発表した。Salesforceに対して、より高速にデータをアップロードできるようになったことなどが特徴。価格は250万円で、9月10日に発売する。

 DCSpiderは、アプレッソのデータ連携ミドルウエア「DataSpider」をベースに、Salesforce向け機能を独自に追加したもの。利用企業が社内で運用する顧客管理データベースなどからデータを抽出し、顧客関係管理のSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)であるSalesforce CRMや、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「Force.com」のデータベースにデータを登録する処理フローを、コードを書かずにGUIツールのみで開発できる。

 新バージョンであるDCSpider2.4は、Salesforceが備える新しいデータ登録API「BulkAPI」に対応した。BulkAPIは、CSV/XML形式のファイルをSalesforceに送信すると、Salesforce側でそのファイルをロードして非同期にデータ更新を行うという機能。従来のAPIは、SOAPメッセージにレコード情報を含めて送信しており、1度に200件のデータしか更新できなかった。BulkAPIを使うと1度に1万件のデータ更新が可能で、処理時間を10分の1~50分の1に短縮できるとしている。

 Salesforceからデータを取得する機能も強化した。あるレコードに関連する他のレコードをまとめて取得する「Relationship-Query」に対応することで、複数のテーブルにまたがるデータを、クエリーを複数回にわたって発行することなく呼び出せるようになった。従来はSalesforce独自のクエリー言語である「SOQL」を使って、データを呼び出す必要があった。

 テラスカイの佐藤秀哉社長は「Salesforce関連ビジネスの規模は、2009年暮れから急拡大している。当社はSalesforceとのデータ連携ツールの販売以外に、Salesforce関連のシステムインテグレーション(SI)事業を行っているが、SI事業は人手が足りず、一部は断っている状態」と語る。同社の売上高は2009年2月期が2億4400万円、2010年2月期が2億6700万円だったが、2011年2月期の売上高は4億5000万円を見込んでいる。DCSpiderの売り上げは累計で100件だったが、今後1年間で100件の上積みを目指す。
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