蒼天は2010年7月28日、クライアントパソコン(PC)のデータをバックアップするためのソフトウエア「LogVillage PC-Backup」を発売した。PC1台あたりのライセンス料金が1000円から3000円と低価格であることが特徴だ。
LogVillage PC-Backupは、Windowsサーバーにインストールして利用する。ユーザーはクライアントPCのデータをサーバーにバックアップしておき、バックアップ日付別フォルダから自分でバックアップファイルを取得し、データを復元できる。
クライアントPCの設定を変更する必要があるが、エージェントソフトは使用しない。蒼天は「ソフトをインストールしないのでクライアントPCに負荷をかけない」としている。
ネットワーク接続エラー、アクセス権限エラー、容量警告など、バックアップの際に問題が発生すると、LogVillage PC-Backupから蒼天のサポートセンターへ自動的に通知される。蒼天が必要に応じてリモートサポートやシステム担当者に連絡する。
バックアップするファイルの重複を防ぐハードリンク機能も備える。この機能により、ユーザーからは日付別フォルダに見えるが、前回のバックアップ時から変更されたファイルのみをバックアップできる。バックアップ中にクライアントPCとのネットワーク接続が切れた場合、次回の接続時に中断したファイルからバックアップを再開する。
価格は、10台までのライセンスが1万円(税別、以下同じ)。10台であれば1台あたり1000円になる。25台までのライセンスは7万5000円で、25台の場合1台あたり3000円となる。200台までのライセンスは57万0000円で、200台の場合1台あたり2850円となる。このほか、年間保守・サポート料としてライセンス価格の15%が必要。
蒼天ではPC運用管理ツール「LogVillage」を販売しているが、年内にLogVillage PC-Backupにによるバックアップ機能を統合していく計画である。