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EMCジャパン BRS事業本部 システムエンジニアリング部 部長の首藤憲治氏
EMCジャパン BRS事業本部 システムエンジニアリング部 部長の首藤憲治氏
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 「仮想化によりサーバーの集約率が上がると、それに比例してデータ保護のニーズも増加する。しかし、仮想化環境におけるデータのバックアップにはいくつかの課題がある」。2010年8月3日、東京都内で開催された「仮想化フォーラム2010 Summer」に、EMCジャパン BRS事業本部 システムエンジニアリング部 部長の首藤憲治氏が登壇。「仮想化環境で陥りやすいデータ・バックアップの課題によく効く重複除外」と題して講演した。

 まず首藤氏は、ここ5年間のサーバー仮想化環境の変化について言及。「CPU性能の向上によって、より多くのサーバーが集約できるようになった」と説明した。2005年発売のIntel Xeon MP(3.8GHz)と比較して、2010年に登場した6コアのIntel Xeon X5680(3.33GHz)は約17倍の性能を持つ。ここで首藤氏は、「CPUが速くなればサーバーの集約率は上がるが、同時にストレージ容量も増加する。このため、CPU性能が17倍になれば17倍の信頼性が必要となり、バックアップによるデータ保護のニーズが高まる」と指摘した。

 サーバーのCPU性能が向上すると、1台当たりが扱うデータ量が増加するためバックアップ時の負荷は大きくなる。また、仮想化によりサーバーを集約するとCPU使用率が増加するため、バックアップに使えるリソースに余裕がなくなり、バックアップ時にシステムダウンが発生しやすくなる。首藤氏は、このようなサーバー仮想化環境におけるバックアップの諸問題を解決するキーテクノロジーが「重複除外」であると強調した。

 重複除外とは、バックアップ対象データから重複するデータを排除する技術。バックアップ済みのデータを除いた差分データのみをバックアップ先へ転送するため、バックアップ元のサーバーの負荷や、データ転送に使うネットワークの負荷を低減できる。

 バックアップソフト「EMC Avamar」が搭載する重複除外機能では、ドキュメントの差分を1文字単位で抽出して、1文字だけバックアップすることもできるという。首藤氏は、「Avamarはバックアップに必要なストレージ容量を最大98%削減し、ネットワーク負荷を最大500分の1にする」と、その性能の高さをアピールした。