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図 緊急地震速報の文字スーパー
図 緊急地震速報の文字スーパー
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 日本放送協会(NHK)は2010年8月20日、地上デジタル放送の緊急地震速報を迅速化するため、従来の地図付きスーパーの表示に先立って、「緊急地震速報」という文字スーパーをチャイム音とともに送出すると発表した。

 NHKは2007年10月から緊急地震速報を実施しているが、地上デジタル放送では地上アナログ放送に比べて若干遅れて地図付きスーパーが表示される。今回のサービスの文字スーパーは地図付きスーパーに比べて、東京タワーでカバーするエリアでは約1秒、そのほかの放送局では約1.8秒から2.5秒、早く表示される。「地域によって異なるが、アナログ放送で地図スーパーが表示される時間とほぼ同じタイミングとなる」(NHK)という。なお、ワンセグでは文字スーパーは表示されない。

 東京や大阪などの拠点局(7局)や一部の放送局(20局)では対応工事が終了しており、2010年8月23日に文字スーパーの放送を開始する。そのほかの放送局(21局)は、10月末までの対応工事終了を予定する。

 なお、「緊急地震速報」の速やかな伝送については、2009年9月に電波産業会(ARIB)およびデジタル放送推進協会(Dpa)から技術的検討結果が報告されている。今回、採用された文字スーパー方式は、現状の受信設備での迅速化改善手法と位置付けられたものである。