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写真1●ラボ環境をハイブリッドクラウドで構築
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写真2●セキュリティを担うvShield
写真2●セキュリティを担うvShield
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写真3●ステファン・ハロッドCTO
写真3●ステファン・ハロッドCTO
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 ヴイエムウェアは、ハイブリッドクラウドを支えるインフラ関連の3製品を発表した。「VMware vCloud Director」「VMware vShield Product Family」「VMware vCloud Datacenter Services」である。開催中のVMworld 2010で同社は3分野にわたって新製品・新サービスを発表したが、これら3製品はVirtualization and Cloud Infrastructure分野に属する(関連記事)

 今回のVMworldでは、ハイブリッドクラウドを推進するヴイエムウェアの姿勢が鮮明になった。8月31日(現地時間)の基調講演では、冒頭、今回のラボ環境を提供するために構築したハイブリッドクラウドを披露(写真1)。この会期中、1日当たり4000台に上る仮想マシンが自動プロビジョニングされるという。

 VMware vCloud Directorは仮想化したリソースをプール化し、適切にユーザーが利用できるようにする機能。サーバーとストレージ、ネットワークを論理的なプールとして管理し、“仮想データセンター(VDCs)”を作る。管理者は、サービスレベルや利用料金の異なる仮想データセンターが用意できる。リソースの利用料金については、課金管理ツール「VMware vCenter Chargeback」がサポート。リソース割り当てにはサービスカタログを提供し、ユーザーがWebポータルから必要なインフラやアプリケーションを選べる。

 vCloud Directorは社内外のリソースを相互運用するために、VMware vCloud APIを提供。アプリケーションのプロビジョニングや制御を通じて、クラウド間でのワークロード移動を容易にした。こうした機能により、顧客はハイブリッドクラウドモデルを取り入れやすくなるという。

 仮想化、クラウド環境向けにセキュリティ機能を提供するのがvShieldである(写真2)。

 8月31日の基調講演で登壇した同社のステファン・ハロッドCTO(最高技術責任者)は、「伸縮自在の仮想化環境に対しては、そうした環境に合ったセキュリティの仕組みが必要だ」と説明する(写真3)。vShieldは、「vShield Edge」「同 App」「同 Endpoint」の三つのセキュリティモデルを提供。vShield Edgeは、先の仮想データセンター単位にセキュリティを設定する機能で、ハードウエアを意識する必要がなくなる。同 Appはアプリケーション向けのファイアウオールであり、VMware vSphereに導入する。同 Endpointは、仮想マシンとそこで動くOSをマルウエアから守るもので、ウイルス対策ソフトメーカーなどと共同で提供する。

 ハイブリッドクラウドでは、プライベートクラウドから見た“拡張先”である、パブリッククラウドのサービスレベルが制御できない。ヴイエムウェアがパブリッククラウドを認証することでこれを可能にするのが、VMware vCloud Datacenter Servicesだ。vSphereやvCloud Directorで作ったインフラがベースとなる。今回パートナーとして発表された5社と共に、これから認証制度の枠組みを固めていく計画である。