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画面●Googleマップを採用したアットホームのサービス
画面●Googleマップを採用したアットホームのサービス
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 不動産総合情報Webサイトを運営するアットホームは2010年9月8日、同社Webサイトで使う地図検索機能と地図データをグーグルの「Googleマップ」に切り替えた(画面)。年額1億円弱かかっていた地図検索関連の運用コストを、半分に抑えることができると見込む。機能やサービスレベルについても、従来に比べて向上できるとする。

 アットホームがGoogleマップを採用したのは、一般消費者向けサイト「at home web」と、物件情報を提供している加盟不動産会社向けサービス「ATBB」。at home webでは、Googleマップの機能を使った地図上で物件を検索できる。一般のGoogleマップと同じく、マウスを使って地図を移動させたり縮尺を変えたりできる。従来は4段階だった縮尺を、Googleマップを使うことで16段階に増やした。

 加盟不動産会社向けサービスのATBBでは、不動産会社が専用Webサイトなどで物件データを入力すると、自動的にGoogleマップへ物件データが記録され、確認できるようにした。全4万9000店の加盟不動産会社のうち、3万店弱がATBBを利用している。

 アットホームは昨年夏、それまで利用していた地図サービス事業者から地図データの更新頻度を下げるとの通知を受けたのを機に、新しい地図サービスの採用を検討。3社のサービスを検討した結果、「機能やサービスの品質、コストなどからグーグルを選んだ」(原雅史メディア・ソリューション事業部情報流通事業室室長代理)。

 一例が地図データを検索する際の処理性能だ。at home webでの地図検索処理の頻度は、1日当たり3万~4万件に上る。「当社のトランザクション規模に耐える性能を出せたのはGoogleマップだけだった。現在のページビューは月間3億~4億だが、これが10億まで増えても大丈夫とみている」(原室長代理)。

 今後はGoogleマップのマッシュアップ機能を使って、物件の周囲にある店舗や公共施設といった生活関連の情報を充実させる。スマートフォンなどへサービスを展開することも検討している。