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写真●「SAP on Vblock」をデモンストレーションしている様子
写真●「SAP on Vblock」をデモンストレーションしている様子
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 10月18~20日に開催しているITpro EXPO 2010の「クラウド基盤ホットステージ」で、シスコシステムズが「SAP on Vblock」をデモンストレーションしている(写真)。SAP on Vblockの動態展示は日本初という。

 Vblock(正式名称は、Vblock Infrastructure Package)は、シスコとEMCジャパン、ヴイエムウェアの3社連合によるプライベートクラウド構築を支援する基盤パッケージ(関連記事)。SAP on Vblockは、Vblock上で独SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージの最新版「SAP ERP 7.0」を利用できるようにセットアップした製品だ。SAPの年次カンファレンス「SAPPHIRE」で発表され、2011年春の提供が予定されている。

 今回のデモでは、リソースを動的に変更したり、DR(ディザスタリカバリ)環境を実現したりできる様子などを実演した。「通常はリソースを変更しようとすると、システムを再起動しなければならない。だが、SAPを使っている基幹系システムでは、簡単に止められないケースがほとんどだ。Vblockを使えば、こうした問題を回避できる」(同社)。DR環境は、ヴイエムウェアのSRM(Site Recovery Manager)も利用している。

 SAP on Vblockとしての出荷は来年だが、「Vblockはすでに提供しており、技術的にはSAPの動作環境として利用できる」(同社)という。ただ最大のネックは、「SAP製品を利用しているユーザーの多くが、基幹システムをクラウド上で動作させることにためらいがあること」(同)。同社は、仮想環境でSAP製品を利用しているユーザーは「日本では10社程度ではないか」とみている。

 こうした現状に対し、「仮想環境やクラウドを利用すると、テスト環境やDR環境を構築しやすいなどのメリットがある。ぜひ仮想環境で問題なく動作することを実際に確認してほしい」と同社は訴えていた。