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 楽天と中国検索最大手の百度(バイドゥ)の共同出資会社である楽酷天は2010年10月19日、中国での電子ショッピングモール「楽酷天」を開業した。まずは約2000店が出店する。2000店の中には日系企業の関連会社が数多く含まれるという。

 楽天のモール管理ノウハウや店舗運営システムと、百度が持つ検索エンジンによるマーケティング力を融合し、中国でのEC(電子商取引)市場に打って出る。楽天は開業の数カ月前から、出店者を指導・育成するECコンサルタント(ECC)を日本から中国拠点に送り込み、入念な店舗指導を続けて開業準備を進めてきた。現在、日中関係は緊張した状況にあるが、当初のスケジュール通りの開業となった。

 楽天は日本市場の開拓で有効だったサービスを中国にも持ち込む。その代表例が「楽天スーパーポイント」と呼ぶポイント制度だ。

 一方で中国ならではなのが模倣品対策。「膨大な書類の提出を義務づけるなど厳格な出店審査を施し、モール内に模倣品が出回ることを防ぐ」(楽酷天の中村晃一董事長兼主席執行官)という。

 ちなみに中国語では楽酷天と書いて「らくてん」と読むほか、「酷」は英語のクール(Cool)に由来して中国では「格好いい」という意味合いで用いられている。