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写真●グルーポン・ジャパン執行役員の渡邉卓也氏
写真●グルーポン・ジャパン執行役員の渡邉卓也氏
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 フラッシュマーケティングで重要なのは、消費者に「こんなよい商品やサービスを初めて知った。入りづらかったお店の高いレベルのサービスを体験できた」といった感動体験を提供すること――。ITpro EXPO 2010展示会のSales & Marketing/テクノロジー最前線シアターで開かれたミニセミナー「フラッシュマーケティングが“売り方”を変える」でグルーポン・ジャパン執行役員の渡邉卓也氏は、こう力説した。

 フラッシュマーケティングは、インターネット上で、あらかじめ決められた短時間に商品/サービスを販売する手法。エリアごとに一つの店舗で利用でき、5割引以上の値引きになるクーポンを販売するグルーポンが代表的だ。渡邉氏によると日本では2010年4月から立ち上がり、現在では100社ほどが参入。その中でもグルーポンは、「2位の5倍の売り上げ」(渡邉氏)で断トツの1位だという。

 グルーポンは、一定数量以上の販売を条件に、時間制限でクーポンを販売する。一定数量以上の条件を満たそうとする消費者が、ソーシャルネットワークやソーシャルブックマークなどでクーポン情報を広める。店舗は、割引と引き換えにネット上の口コミによる大きな宣伝効果と確実な集客が見込めるわけだ。

 渡邉氏によると、フラッシュマーケティングは、単純に割引を提供するだけでなく、消費者に「次は定価でも利用したいと思える体験を提供すること」が重要だという。このためグルーポンは、消費者に満足してもらえるかを基準に掲載するクーポンを選ぶ。クーポンの掲載を1日1エリア1件に制限するのもそのためだという。「比較サイトのように店舗が乱立すると消費者は選択に困る。グルーポンは、1店舗をお勧めすることで、選択する消費者と集客する店舗の間によい関係を築けるようにしている」(渡邉氏)。

 日本ではまだ始まったばかりのフラッシュマーケティング。一時的なブームに終わるのではないかと疑う声もある。渡邉氏は、「知名度が上がった店の一部は、もうフラッシュマーケティングに頼らなくていいと考えるかもしれない。しかし地域には、本来は魅力があるのに知られていない店が必ずある。そのような店舗と消費者を結び付けるニーズはあり、それがネットの力で可能になった。決して一過性のものではない」という。グルーポンを始めとするフラッシュマーケティングの将来に自信を示した。