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写真1●マイグレーションに伴い提供サービスを見直す
写真1●マイグレーションに伴い提供サービスを見直す
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写真2●サービス提供終了後の代替イメージ
写真2●サービス提供終了後の代替イメージ
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写真3●PSTNマイグレーションのスケジュール
写真3●PSTNマイグレーションのスケジュール
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 NTT東西地域会社は2010年11月2日、加入電話網(PSTN)のマイグレーションに関する概括的展望を発表した(関連記事)。ポイントは(1)2020年頃からPSTNからIP網へのマイグレーションを開始し、2025年頃の完了を想定、(2)マイグレーションに当たり、ISDNなど一部提供を終了するサービスがある、(3)IP電話のIP網同士の接続に向けて、関係事業者間で意識合わせが必要――の3点である。

 (1)は主に交換機の寿命から逆算したスケジュールで、「計画的かつ効率的に移行することが我々の使命。前倒したい気持ちはあるし、努力したい」(NTT西日本の伊東則昭代表取締役副社長)とした。

 (2)については、IP網へのマイグレーションに伴い提供を継続するサービスと終了するサービスを具体的に発表した。提供を継続するのは基本的な音声サービスのほか公衆電話、110(警察)、118(海上保安)、119(消防)、117(時報)、177(天気予報)、104(番号案内)、115(電報)、ナンバー・ディスプレイ、ナンバー・リクエスト、迷惑電話おことわり、キャッチホン、ボイスワープ、ボイスワープセレクト、フリーアクセス、#ダイヤル、代表、ダイヤルインなどである。

 提供を終了するのはINSネット(ISDNサービス)、ビル電話、着信用電話、支店代行電話、有線放送電話接続電話、ピンク電話、短縮ダイヤル、キャッチホン・ディスプレイ、ナンバー・アナウンス、でんわばん、トーキー案内、発着信専用、ノーリンギング通信などである。INSネットの契約は現在470万回線あるという。また、PSTNのマイグレーションに先立ち順次提供終了見込みのものとして、キャッチホンII、マジックボックス、ボイスボックス、ネーム・ディスプレイ、オフトーク通信、信号監視通信、ダイヤルQ2、コレクトコールなどの接続通話サービスなどを挙げた。

 これら提供終了予定のサービスのうち、ユーザーの利用動向によっては、必要に応じて代替サービスの提案・開発も実施する。代替サービスの具体例として、ISDNサービスのINSネットのケースを紹介した。INSネットを電話やFAX、インターネット接続に利用している場合、「フレッツ光ネクスト+ひかり電話」の組み合わせで代替できるという。同様に、INSネットをオフィスの音声回線で利用している場合は、「フレッツ光ネクスト+ひかり電話オフィスA」の組み合わせで、POSやATM、クレジット決済システムで利用している場合は「フレッツ光ネクスト+ひかり電話ナンバーゲート+データコネクト」の組み合わせで代替できるとした。ただし、利用端末や情報システムの更改が必要となる場合があると説明した。

 (3)については、現在PSTNを間に挟むことで相互接続している各事業者のIP電話網を、PSTNのマイグレーションに伴いIP網同士を接続するように切り替える必要があると説明した。NTT東西はこの切り替えの際に利用者に極力支障がないように、関係事業者間で意識合わせを行う場が必要だと述べた。また、IP網同士の直接接続を実現する際に、現在NTT東西から他事業者への片方向の移行機能しか実現できていない番号ポータビリティ機能を、他事業者からNTT東西への移行を実現して双方向化するよう、事業者間で話し合いを進める考えも示した。

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