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写真●富士通の佐相秀幸副社長(左)と日本オラクルの遠藤隆雄社長(右)。後ろにある新製品の上部には新しい統一ロゴが見える
写真●富士通の佐相秀幸副社長(左)と日本オラクルの遠藤隆雄社長(右)。後ろにある新製品の上部には新しい統一ロゴが見える
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 富士通と米オラクルは2010年12月2日、共同開発するハイエンドUNIXサーバーの新機種を発表した。2010年1月に米オラクルが米サン・マイクロシステムズを買収して以降、初の大規模な製品発表である。富士通が都内で開催した発表会には、日本オラクルの遠藤隆雄社長も出席(写真)。協業関係をいっそう強化する方針を明らかにした。新機種は富士通とオラクルがそれぞれ販売するが、デザインやロゴマークは両社で統一して一体感を強める。従来は販売会社によってきょう体の色やロゴが異なっていた(関連記事1関連記事2)。

 今回発表したのは、UNIXサーバー「SPARC Enterprise Mシリーズ」。富士通が開発した新プロセッサ「SPARC64 VII+」を搭載する。既存製品が搭載する「SPARC64 VII」に比べてアプリケーションの処理能力が20%向上するという。動作周波数を2.8GHzから3GHzに高め、2次キャッシュ容量を6Mバイトから12Mバイトに拡大することなどで実現した。

 富士通は新製品を高い信頼性が要求されるミッションクリティカル用途向けのサーバーとして売り込む。「人を中心としたIT利活用を支える中核製品」(富士通の佐相秀幸副社長)と位置付ける。2015年までの製品計画も明らかにし、今後もオラクルと共同でSPARCプロセッサ搭載のUNIXサーバーを強化し続ける意向を強調した。「3年後にはスループットを15倍に高める」(富士通の野田敬人エンタープライズサーバ事業本部長)という。

 新製品は1プロセッサを搭載する下位モデル「SPARC Enterprise M3000」から、最大64プロセッサを搭載する最上位モデル「同 M9000」まで5モデルある。本日から順次販売を開始する。

 富士通は旧サンと2004年6月、ハイエンドUNIXサーバー共同開発で合意(関連記事3)。2007年4月に最初の製品を発表していた(関連記事4)。