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写真●クボタの別府俊之作業機事業推進部企画グループ長
写真●クボタの別府俊之作業機事業推進部企画グループ長
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 「現地に情報システムの構築は任せても、日本側で見える化する仕組みを用意しておく必要がある」。日経コンピュータが2010年12月2日に開催したセミナー「中国ビジネスを支えるIT戦略と知られざるITリスク」の壇上、クボタの別府俊之作業機事業推進部企画グループ長(写真)はこう指摘した。

 別府グループ長は、中国におけるシステム導入の考え方を披露した。具体的には三つある。一つめは、現地社員中心のプロジェクトチームを組成すること。「現地社員が主体的に取り組んだプロジェクトであれば、彼らは必死にフォローする」(別府グループ長)。二つめは、基幹系など優先順位の高いシステムから順次導入することだ。これは、少ないコストで最大の効果を発揮するための工夫だ。三つめは、日本本社とシステムを共有化することである。狙いは、現地の運営状況の見える化だ。

 「現地に判断を委ねつつも、日本側できちんとした支援体制を整備していくことが重要だ」と別府グループ長は指摘する。「リスクの大きい中国市場では変化対応が最優先事項。変化への対応をすばやくするためには、現地に権限を委譲することが欠かせない。とはいえ、任せっきりではいけない」と締めくくった。