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 米セールスフォース・ドットコムは2010年12月8日(米国時間)、「Ruby on Rails」が利用できるPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)「Heroku」を運営する米ヘロクを買収することで合意したと発表した。買収金額は2億1200万ドルで、2011年1月31日までに買収が完了する予定。

 ヘロクは2007年に設立した企業。同社のHerokuは、プログラミング言語「Ruby」や同言語のアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」を使ったアプリケーションがホストできるPaaSである。既に10万件以上のRubyアプリケーションが、Herokuの上で稼働している。

 セールスフォースの会長兼CEO(最高経営責任者)であるマーク・ベニオフ氏はプレスリリースで、同社が力を入れているソーシャルアプリケーション分野やモバイルアプリケーション分野でRuby on Railsの人気が高いことが、Herokuを買収した理由だと説明している。「次代のクラウドコンピューティングは、ソーシャル、モバイル、リアルタイムだ。RubyはCloud 2のプログラミング言語であり、HerokuはCloud 2のためのRubyアプリケーションPaaSをリードしている」(ベニオフ氏)。

 セールスフォースは2011年に、米ヴイエムウェアと提携して、Java用のアプリケーションフレームワークである「Spring Framework」が利用できるPaaSの「VMforce」を開始する予定。Herokuの買収によってセールスフォースは、同社独自のPaaSである「Force.com」と、Java用のPaaSであるVMforce、Ruby on RailsのPaaSであるHerokuという三つのPaaSを提供することになる。