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 米Googleがメーカーに対し「Google TV」の製品発表を延期するよう申し入れたと米欧のメディアが報じている。米Wall Street Journal(WSJ)の2010年12月20日付電子版によると、Googleは12月の第3週にハードウエアメーカー各社に対し製品発表を控えるよう要請した。Googleの事情に詳しい関係者によると、目的はソフトウエアの改良だが、「Google TVが直面するほかの問題についても取り組んでいる可能性がある」としている。

 こうしたGoogleの要請にもかかわらず、韓国Samsung Electronicsなどの一部のメーカーは、1月に米ラスベガスで開催される家電展示会「International CES(Consumer Electronics Show)」でGoogle TV搭載製品を披露する予定という。

 Google TVは、家庭の大画面テレビでWebサイトのビデオやテレビ番組コンテンツを視聴できるようにするソフトウエア基盤。ソニーが対応のテレビやブルーレイディスクプレーヤーを、スイスのLogitech Internationalがセットトップボックス(STB)を10月に米国で発売している(関連記事:ソニーがAndroid搭載の“Google TV”発表、2011年初頭にはアプリのダウンロードを可能にGoogle TV対応STB、Logitechが10月中に発売へ)。

 テレビとインターネットを融合させる試みはこれまでもあったが、Googleのアプローチは従来とは異なり、ユーザーがパソコンで慣れ親しんできた方法でコンテンツを提供するというもの。しかしこれについて米New York Timesなどのメディアは、キーボードを使ったリモコン操作が複雑すぎるなど、一部の専門家が厳しい評価をしていると伝えていた。