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写真1●東芝が開発中の「CEVO」エンジン
写真1●東芝が開発中の「CEVO」エンジン
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写真2●東芝のビジュアルプロダクツ社映像第一事業部の村沢圧司事業部長
写真2●東芝のビジュアルプロダクツ社映像第一事業部の村沢圧司事業部長
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 東芝は2011年1月4日(米国現地時間)、「2011 International CES(CES2011)」の開催に合わせて、報道機関向けにテレビ事業戦略を発表した。グローバル競争の中核に据えるのが、同社が「エンジン」と呼ぶ半導体とソフトウエアを組み合わせたプラットフォーム。このエンジンにより、高画質、ネットワーク、高機能を実現するという。

 今回の発表では、現在の最上位機種に搭載するエンジン「CELL」(セル)の資産を継承した「CEVO」(シーボ)を開発中であると発表した(写真1)。2011年に日本市場にも展開するという。CELLの搭載は最上位機種に限られたが、CEVOでは普及価格帯まで下ろしたいとした。

 CEVOにより実現するテレビの一つが、メガネなしでも3D映像を見ることができる「グラスレス」の3Dテレビ。CEVO搭載機には、4K2K(4000×2000画素)対応の高精細パネルを採用し、2Dモードでは4K2K高画質の映像を表示する。

 エンジンによるテレビ本体強化に加え、「レグザAppsコネクト」搭載機種を拡大する。レグザAppsコネクトは、外部のスマートフォンやタブレット(スレート)型端末からリモコンや情報共有などができるようにするサービス。今回の発表によると、2011年春モデルから搭載機を市場投入製品の70~80%まで拡大する。

 iOS版に続き、Android版を公開する。様々なアプリを追加することで、「テレビの使い方を進化させることができないか、ソーシャルメディアなど外につながることができないか、といった可能性を考えている」(ビジュアルプロダクツ社映像第一事業部の村沢圧司事業部長、写真2)とした。「Apps コネクトのアプリによる楽しいテレビ」の可能性に期待しているという。

 今回の発表会では、CES2011の展示内容も紹介した。Yahoo!WidgetやYouTube Leanback、Skypeのデモが可能なネット対応のテレビやAndroid OS搭載のパソコンを展示する。

 開催前に噂になったGoogle TVは展示しないという。開発中であることは認めつつ、「“業界初”ではないので、時間をかけて東芝らしい製品を検討していく」とした。2011年には製品化するという。

 村沢部長は質問に答える形で、ネットテレビ全体の戦略についてコメントした。「進化のスピード速いので予想が難しい」と前置きした上で、「以前はグローバル対応だと思っていたが、米国は米国、日本は日本など地域ごとの対応が必要だ」と、地域に応じた体制を考えているとした。