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ゲーム機「Xbox 360」(後ろ)用のコントローラー「Kinect for Xbox 360」(手前)
ゲーム機「Xbox 360」(後ろ)用のコントローラー「Kinect for Xbox 360」(手前)
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 米マイクロソフトは2011年2月21日(米国時間)、ユーザーの体の動きや声を認識してゲームを操作できるコントローラー「Kinect(キネクト)」をWindowsで利用できるようにするためのソフトウエア開発キット(SDK)「Kinect for Windows SDK」を、2011年春に公開すると発表した。非商用で、無料でダウンロードできるようにする。

 Kinectは、2010年11月に発売された同社のゲーム機「Xbox 360」用のコントローラー。カメラやマイク、赤外線ライトを使った距離センサーなどでユーザーの動きや声を検知し、身ぶりや手ぶりでゲームを操作できる。ゲーム画面の前に立ってユーザーがジャンプすると、ゲーム内のキャラクターが同じようにジャンプするといった、直感的な操作を実現する。同製品は、発売後60日間で800万台以上の売り上げを全世界で記録したという。

 これまで同社は、Kinectをあくまでゲーム機用と位置付け、パソコンへの応用は可能としながらも、具体的なSDKなどは提供していなかった。だが一方で、独自のドライバーを作成して利用したり、それをインターネット上で公開したりといった開発者や研究者が続々と登場。熱心なコミュニティーが形成されていた。こうした動きを受け、同社としても正式なSDKを公開することにした。

 同社の公式ブログは、「コミュニティをサポートし、ナチュラル・ユーザー・インタフェース(NUI)にかかわる創造を可能にすることは、我々にとって重要だ。このSDKが、既に活気づいている熱心な開発者たちのエコシステムに、さらなる創造性の火を付けることを望んでいる」と、SDK公開の狙いを説明する。そして「Kinectのような自然で直感的な技術は、単なるゲームのプラットフォーム以上のものになり得る。それは医療や教育のような分野における社会的な問題の解決など、さまざまなシナリオに大きな道を切り開く」と語っている。