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 米Googleは米国時間2011年4月4日、カナダNortel Networksの特許オークションに参加すると発表した。Googleは、現在の特許システムは改善の余地があること、同社が比較的若い会社であるため競合会社ほど特許を持っていないことなどを踏まえ、入札することを決定したと説明している。

 Nortelは2009年1月に、米国とカナダで破産法による保護を申請した(関連記事:Nortelが破綻、連邦破産法11条の適用を申請)。以来、企業向けソリューション事業、光通信/Ethernet事業、GSM事業など各部門や技術の売却を進めている(関連記事:NortelのGSM事業、Ericssonなどが1億300万ドルで落札)。

 Googleは長い間、特許を保有しているだけで何も創造していない企業が特許訴訟を起こすなどして技術革新を阻害しているとして、特許を見直すべきだと主張してきた。「しかし、このような訴訟に対抗するには、膨大な特許ポートフォリオを所有していなければならない。大規模な特許ポートフォリオにより、新たな製品やサービスを開発する自由を維持できる」とGoogle上級副社長兼法務顧問のKent Walker氏は述べている。

 Googleによると、Nortelは同日Googleをstalking-horse(当て馬)入札者として指名しており、今後他の入札者がより高い金額を提示する可能性がある。Googleは、もしNortelの特許ポートフォリオを獲得すれば、Googleに対する訴訟の抑止にもなるほか、「Android」や「Chrome」といったプロジェクトに取り組むパートナーやオープンソースコミュニティーの支援にもつながるとしている。

 米英メディア各社(Wall Street JournalFinancial TimesCNET News.comなど)の報道によると、Googleの入札額は9億ドルで、米国特許2600件を含む約6000件の特許が対象となっている。

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