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 米Seagate Technologyと韓国Samsung Electronicsは米国時間2011年4月19日、ハードディスク装置(HDD)事業の統合などを含む戦略的関係拡大で最終合意したと発表した。SeagateはSamsungに約13億7500万ドルを支払い、SamsungのHDD事業を獲得する。

 支払いは現金50%と株式50%で行われ、SamsungはSeagateの普通株式4520万株(Seagate株の9.6%)を受け取ることになる。手続きは年内に完了する予定。手続き完了後、SamsungはSeagate取締役会のメンバー1名を指名する権利を得る。

 そのほか、特許に関する既存のクロスライセンス契約の拡大、企業向けストレージ製品の共同開発などについても合意した。また、Seagateは企業向けソリッド・ステート・ドライブ(SDD)やソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブなどに、SamsungのNANDフラッシュメモリーを使用する。一方Samsungはデスクトップやノートパソコン、民生電子機器向けにSeagateからディスクドライブの供給を受ける。

 今回の関係強化により、Seagateは中国と東南アジアの顧客基盤を大幅に拡大したいとしている。

 HDDの競合大手、米Western Digitalは今年3月、日立製作所の子会社である日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)を43億ドルで買収すると発表した。米iSuppliの調査によれば、HGST買収後のWestern Digitalは約50%の市場シェアを握る。一方、Seagateは自社のシェア約30%に、Samsungのシェア約10%を加えることで競争力を強化する(米New York Timesの報道)。

 またSeagateは同日、2011会計年度第3四半期(2011年1~3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比12%減の27億ドル、純利益は同82%減の9300万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.21ドル)だった。

[発表資料(HDD事業統合)]
[発表資料(決算)]