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次期Google TVの画面。左側にウィジェットが表示されている
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Google TVが搭載するAndroid Market
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標準の入力デバイスになる「D-Pad」
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Google TVに適さないユーザー・インタフェースの例。ナビゲーションを行う「Action Bar」が上部に表示されている
Google TVに適さないユーザー・インタフェースの例。ナビゲーションを行う「Action Bar」が上部に表示されている
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Google TVに適したユーザー・インタフェースの例。Action Barの機能を左側に移動した
Google TVに適したユーザー・インタフェースの例。Action Barの機能を左側に移動した
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テレビに適したアプリのデザイン(左下)。映像とスマートフォン向けアプリ(右上)を横に並べたようになっている。中央は通常のWebページで、テレビでは見づらい
テレビに適したアプリのデザイン(左下)。映像とスマートフォン向けアプリ(右上)を横に並べたようになっている。中央は通常のWebページで、テレビでは見づらい
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 Google社は2011年5月11日、米国サンフランシスコで開催した開発者向け会議「Google I/O」のセッション「Building Android Apps for Google TV」で、インターネット・テレビ向けソフトウエア基盤「Google TV」の新版を2011年夏後半(later this summer)に公開すると発表した。また、Google TVではポインティング・デバイスを原則廃止することも明らかにし、Google TV向けアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)を開発する際の注意点を解説した。

 Google TV新版は、タブレット端末向けのAndroidである「Honeycomb」を採用しており、画面上にウィジェットを表示できる。アプリ配信基盤「Android Market」を搭載し、アプリをインストールできるようになるのも特徴だ。

 ただし、タブレット端末はタッチ・パネルによる操作を前提にしているため、Google TVにアプリを移植する際には注意が必要だという。Google TV新版では、5方向のナビゲーション(カーソル移動)を行う「D-Pad」という入力デバイスによる操作が基本になるという。このため、タッチ・パネルによる入力を前提にした従来のアプリの操作体系を見直す必要がある。例えば、Honeycomb向けアプリではナビゲーションを行う「Action Bar」が上部に表示されるが、このような配置はカーソル移動では扱いづらいため、Action Barの機能を横に移動しなければならないという。

 セッションでは、テレビ向けアプリのデザインが実はスマートフォン向けアプリに近いことも指摘した。テレビは画面が広いが、通常のWebページのように文字を詰め込んでしまうと、とても見づらくなってしまう。実際には、映像とスマートフォン向けアプリの画面を横に並べるようなデザインが適しているという。

 スマートフォンをGoogle TVのリモコンとして利用できるようにする、スマートフォン向けアプリについても説明した。iPhone向けアプリとAndroid向けアプリが同日から利用可能になったという。Android向けアプリのソース・コードは「Apache 2.0ライセンス」の元でオープンソースで公開する。このコードを基に、Google TVを操作するアプリをソフトウエア開発者が自由に開発できるとした。

 Google TV向けアプリは、現状ではHoneycombのエミュレータを流用して動作検証することになるが、間もなくGoogle TV専用のエミュレータを提供する予定だという。2011年夏後半に登場する次期Google TVの正式版は、Android Marketを搭載するのに加え、アプリ開発者向けのツールである「Android Debug Bridge(ADB)」にも対応する。