富士通マーケティング(FJM)は2011年5月30日、年商30億~100億円の中小企業向け業務パッケージ「GLOVIA smart きらら」に人事給与を新たに追加すると発表した。6月1日から提供する。GLOVIA smart きららはサーバー導入型に加えて、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供するのが特徴の業務パッケージだ。

 GLOVIA smart きらら 人事給与では、給与計算、賞与計算、社会保険、年末調整、社員情報管理といった機能を提供する。「中小企業向けに機能を絞り込んだ」(FJMソリューション事業本部GLOVIA smart きらら 事業部きらら共通業務ソリューション部の永山潤プロジェクト課長)。情報システム部門がない企業を想定し、給与規定が変更になった際に、導入した企業の人事や総務担当者自らが給与の計算式を変更できるようにしたほか、給与計算に必要なデータを明細のイメージから入力できるようにした。

 FJMは人事給与の提供と同時に、2010年10月から提供している「GLOVIA smart きらら 会計」の機能も強化する。会計で管理しているデータをCSV形式で出力できる機能を追加するほか、事前に指定した日に決済や書類の確認といった作業のリマインダーとして機能するワークフロー管理機能やスケジューラー機能を追加した。

 価格は、サーバー導入型で購入する場合はGLOVIA smart きらら 会計、人事給与とも2ユーザーIDで46万5000円から。SaaSの場合は会計、人事給与ともに1ユーザーIDで月額9800円から。ただし、月額9800円で人事給与を利用する場合、管理できる社員数は50人まで。人事給与の社員情報管理機能と年末調整機能は10月から提供する。

 FJMは、2013年度までにGLOVIA smart きららシリーズを1万社へ導入したい考えだ。現在の導入企業数を同社は明らかにしていないが、数百社程度とみられる。昨年10月から出荷したGLOVIA smart きらら 会計は、「80%以上がSaaS型で導入している」(永山プロジェクト課長)ことから、人事給与でもSaaS型での導入が多いのではないかとFJMはみている。