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 米公共放送サービス(PBS:Public Broadcasting Service)のWebサイトが週末、「LulzSec」を名乗る攻撃グループに乗っ取られ、偽のニュース記事が掲載された。米メディア各社(Wall Street JournalNew York TimesWIREDなど)が米国時間2011年5月30日に報じたところによると、5月28日夜に、1996年に死亡したラッパーTupac Shakur氏がニュージーランドで生存しているのが見つかったとのニュースがPBSの「PBS Newshour」サイトで報じられた。

 LulzSecは5月29日の昼頃からミニブログサービス「Twitter」に「PBSに何か問題が?」「どうしてパスワードが破られた?」など犯行をほのめかすコメントを投稿し、関連テレビ局や新聞および報道記者などがPBSサイトにアクセスするために使うログイン情報も公開した。その直後にPBSはサーバーに不正侵入があったことに気付いた。PBSは5月30日午前2時半の時点で、偽のニュースは修正したもののサイトの完全な復旧には至っていない。

 LulzSecがPBSのWebサイトを攻撃した理由は、PBSのドキュメンタリー番組「Frontline」が内部告発サイト「WikiLeaks」を題材にして最近放送した内容に不満を持ったためとしている。

 LulzSecは今月初めにも、米Fox.comのWebサイトを乗っ取り、多数の従業員のパスワードとオーディション番組の申込者の氏名や電子メールアドレスを盗み出して、それを公開した。続いてソニーのWebサイトにも攻撃を仕掛けている。