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 東京大学と日立製作所は2011年6月2日、共同開発中の「超高速データベース(DB)エンジン」のプロトタイプ実験において、従来比で約100倍の処理性能を達成したと発表した。「非順序型実行原理」と呼ぶ処理方式を用いたことが特徴。日立は、実証実験を通じて新たDBソフトを開発し、2012年度中に事業化する計画である。

 約100倍の処理性能は、数種類のデータ解析要求について、従来型のDBエンジンと比較した結果。開発中の超高速DBエンジンは、非順序型実行原理に基づいて動く。大量の非同期入出力を発行するとともに、要求順序とは無関係な順序でデータを処理することで、大幅な性能向上を図る。

 この研究開発は、最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた最高速データベースエンジンの開発と当該エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」に基づいている。2010年3月にスタートした研究開発は、2013年度中に従来型DBエンジンに比べて、データ解析系処理を800倍程度高速にすることを目指す。