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写真●PS Vitaを発表する、ソニー・コンピュータエンタテインメントの平井一夫グループCEO
写真●PS Vitaを発表する、ソニー・コンピュータエンタテインメントの平井一夫グループCEO
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 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2011年6月6日(米国時間)、「NGP(Next Generation Portable)」と呼ばれていた新型携帯ゲーム機の名称を「PlayStation Vita(ヴィータ)」(PS Vita)とし、2011年のクリスマスシーズンに発売すると発表した。7日から始まるゲームおよびデジタル・エンターテインメントの展示会「E3(Electronics Entertainment Expo)2011」に先駆けて開催した説明会で発表した。

 PS Vitaは、現行のPSP(PlayStaion Portable)の後継機となる。特徴の一つは、前面のパネルだけでなく、背面にもタッチセンサーを搭載した「デュアルタッチ」。ゲーム機の背面を押し上げたり、本体をつまんだりする体感型のゲームが可能となる。このほか前面と背面の「デュアルカメラ」、「5インチ型の有機ELパネル」、「AR(拡張現実)機能」を備える。

 PS Vitaは、ネットワークの種類に応じて無線LAN版と、3G(第3世代携帯電話)/無線LAN版がある。それぞれの米国での価格が249.99ドルと299.99ドルと発表されると、会場は大きく沸いた。日本での販売価格はそれぞれ2万4980円、2万9980円、欧州では249ユーロと299ユーロとなる。米国での通信事業者はAT&T。

 6日の説明会には、SCEのグループCEOでソニー副社長の平井一夫氏が登場し、PS Vitaを紹介した(写真)。平井氏は、「人生」を意味するVitaは、真の意味でデジタルエンタテインメントと実社会を結び、相互作用する最初の端末になると意気込みを示した。

 平井氏は、PS Vitaを紹介するにあたり、6年前に発表したコンテンツとネットワークサービスを融合したエコシステムを中核とする「ホームエンターテインメントの10年ビジョン」を振り返った。

 6年前から大きく変わった点として、ユーザーのネットワーク体験が広がり、ホームエンターテインメントだけではなく、同じようにモバイルエンターテインメントも重要になってきたとした。

 ハードウエアの進化にも触れ、2004年には携帯電話端末の能力が限定的だったが、最新の多機能端末は初代プレイステーションと同じような体験ができるようになるまで性能が向上したという。

 以前に発表した「PlayStation Suite」はこうした変化に対応するもので、「PSの体験」をより多くのユーザーに届けるにはどうすればいいか、という自問に対する回答だとした。その手始めとして、PS認定のAndroidベースのスマートフォンとタブレットにコンテンツを配信する予定だが、今回は「詳しい情報は近く発表する」と言及するにとどめた。