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写真●NECのAndroid端末「LifeTouch」上で、ケーブルテレビ品川との実証実験で使ったアプリケーションを起動した画面
写真●NECのAndroid端末「LifeTouch」上で、ケーブルテレビ品川との実証実験で使ったアプリケーションを起動した画面
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 NECは2011年6月8日から開催中のICT分野の総合展示会「Interop Tokyo 2011」に、ケーブルテレビ事業者との実証実験で使ったAndroid用アプリケーションを展示している(写真)。この実証実験は、ケーブルテレビ品川(運営は南東京ケーブルテレビ)と共同で2011年2月から3月まで実施したもの。NECのAndroid OS搭載タブレット機「LifeTouch」とケーブルテレビを組み合わせた家庭向けサービスの可能性について検証するのが目的だった。

 NECの発表資料によれば、実験に参加した視聴者40人のうち、7割近くの視聴者から「好評価」を得た。「本サービスが始まったら利用してみたい、という声をたくさんいただいた」(NECの説明員)。

 実証実験に当たってNECは、視聴者向けアプリケーションを開発し、LifeTouchに搭載した。テレビのリモコン機能、自治体からの情報をプッシュ配信するサイネージ(看板)機能、地元の店に商品を発注できるショッピング機能、文章のテンプレートをあらかじめ用意した簡易なメール機能、「見守りサービス」などだ。見守りサービスは「高齢の親がケーブルテレビを使っている」シーンを想定した機能。見守り対象者のLifeTouchの利用状況(利用日時など)を、定期的にメールで配信してくれる。LifeTouchの操作がしばらくの間ない場合には、警告のメールを送る。

 NECの説明員は、「ケーブルテレビの視聴者は、比較的高齢者層が厚い。そこで、高齢者でも使いやすいアプリケーションや、家族にとって有用な機能を用意した」と解説する。

 また視聴者からはこれらのアプリケーションとともに、タブレット端末自体の特性についても評価する声があったという。「ソファや床でくつろぎながら、テレビを見つついろいろな機能が利用できる、ということで、非常に便利だという評価を多数いただいた」(NECの説明員)と説明。「NECはタブレット端末を通してさまざまな生活シーンでITサービスを使ってもらうことを提案しているが、今回の実証実験を通じて、それが受け容れられそうな感触が得られた」(同)という。

 現在NECは実証実験の結果を踏まえてアプリケーションを改良中。今後は各地のケーブルテレビ事業者の要望を聞きながら、本格的なサービス展開を目指す意向だ。