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 世界規模のIPv6実証実験「World IPv6 Day」は2011年6月9日午前9時(日本時間)、24時間のスケジュールが終了した。

 詳細についてはこれから参加企業がリポートするものと思われるが、少なくとも現時点においては、事前に懸念されていた「一般ユーザーがGoogleやYahoo!などの参加サイトを見られなくなる」といった大きなトラブルは特に報告されておらず、つつがなく終了した印象だ。同試験の成功は、今後のIPv6インターネットへの移行に向けた大きな前進といえるだろう。

 ただし、まったくトラブルがなかったわけではない。例えば、参加企業や組織がDNSサーバーにIPv6アクセス用の正しい設定をしていなかったケース(「AAAAレコード」を登録し忘れたなど)が見つかっている(IPv6でアクセスできない)。

 ITpro編集部でも、一部のネットワーク環境およびソフトウエアの組み合わせで、IPv4/IPv6デュアルスタック端末からの通信で問題が起こるケースなどを実際に確認した。

 例えばNTT東西のフレッツ光ネクストでWebブラウザーのOperaを使うケースで(IPv6は閉域網のプレフィックスのみ受信している状態)、参加サイトへアクセスしようとすると、IPv6からIPv4へのフォールバックに失敗し、最初の1回だけつながらないことがあった(読み込み直せばアクセスできる)。同様に、メーラーのOutlook 2003でもメールの送信はできるものの、受信ができないという現象を確認した。

 「Android端末でHTTPS通信をしようとする際にフォールバックに失敗する現象が起こるケースがある」という話については、手持ちの端末(NTTドコモのXperiaおよびGALAXY S)では確認できなかった。