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 富士通は2011年6月9日、カナダのソフト会社プラットフォーム・コンピューティングとPCクラスター分野でパートナー契約を締結したと発表した。PCクラスターとは、PCベースのサーバーを多数並べることで高速処理を可能にする技術のこと。

 プラットフォーム・コンピューティングはクラスター管理やクラウド分野を得意とするソフト開発会社。「Platform Cluster Manager」というPCクラスター構築・管理用のソフトを開発している。

 富士通はこのPlatform Cluster Managerを富士通製のPCサーバー「PRIMERGY」向けに最適化し、PCクラスターソフト「PCM Fujitsu Edition」として製品化した。今後、世界各地の富士通グループ企業を通じて、同社製のPCサーバーとPCM Fujitsu Editionを販売していく。

 PCM Fujitsu Editionは「基本パッケージ」と、ジョブスケジューラーや並列実行環境を組み合わせた「エンタープライズパッケージ」の2種類がある。基本パッケージについては、すでに一部の顧客に向けて出荷済み。エンタープライズ版は本日より出荷開始する。

 富士通がプラットフォーム・コンピューティングとパートナー契約を結んだ背景には、PCクラスターを使ったHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)分野のすそ野が広がってきていることが挙げられる。富士通によれば、PCサーバーの性能向上によって、大学や研究機関以外の組織や企業でもHPCが導入できるような土壌ができつつある。

 また「Platform Cluster ManagerはOSSをベースに開発された製品で、オープン性を重視する顧客にも受け入れられやすい」(富士通広報)。富士通はこうした顧客層に向けてPCサーバーとPCM Fujitsu Editionを販売していく意向だ。