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画面1●JP1/IT Service Level Managementのメイン画面
画面1●JP1/IT Service Level Managementのメイン画面
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画面2●JP1/IT Desktop Managementの資産詳細レポート
画面2●JP1/IT Desktop Managementの資産詳細レポート
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 日立製作所は2011年6月29日、統合システム運用管理ツールの新版「JP1 V9.5」を30日に販売開始すると発表した。二つの新製品を加えた。利用者視点でサービスレベルを管理する「JP1/IT Service Level Management」、スマートフォンを含めたIT資産のライフサイクルを管理する「JP1/IT Desktop Management」である。

 JP1/IT Service Level Management(以下、JP1/ITSLM)は、利用者が使っているサービスに着目し、そのサービスレベルを管理する製品。社内システムやパブリッククラウドが提供するサービスについて、「応答性能」や「スループット」「エラー率」などを監視し、管理画面に表示する(画面1)。従来型の監視では、アプリケーションやサーバーなどシステムを構成するコンポーネントの稼働状況から、サービスレベルを推し量る必要があった。

 日立製作所 ソフトウェア事業部 販売推進部 JP1販売推進グループの西部憲和主任技師は、「サービスレベルを管理することで、自社システムの健康な状態を把握し、しきい値を決められるようになる」と話す。JP1/ITSLMでは、しきい値を決めて監視を続けることで、障害の予兆検知が可能だ。同社が行った実証実験では、問題が発生(通常の監視手法で問題を認識)する1時間前までに85%の障害予兆が検知できたという。予兆検知では、現在のサービスレベルと過去の状況をリアルタイムに比較して、異常を見つけ出す。同社はここにストリームデータ処理技術を利用し高速化を図った。
 
 JP1/IT Desktop Managementは(以下、JP1/ITDM)は、IT資産の購入計画から運用保守、廃棄までのライフサイクルを一元管理するための製品(画面2)。スマートフォンといった新たな機器も、IT資産に加えられる。スマートフォンの管理については、当初は資産管理だけが対象だが、他社のMDM(モバイルデバイス管理)製品との連携も視野に入れている。
 
 製品価格は、JP1/ITSLMの「サービスレベル管理マネージャー」が210万円、「ユーザーレスポンス監視」が63万円。JP1/ITDMは26万2500円からである。