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 香川大学と富士通は2011年7月1日、スマートフォンを使った特別支援学校向けの共同研究を開始したと発表した。

 研究の目的は、発達障がい(学習障がいや自閉症など)や知的障がいのある子どもたちの生活や学習をスマートフォンで支援すること。スマートフォンには、子どもたちの感情表現や意志表現を助けるソフトをインストール。これを、香川大学教育学部の附属特別支援学校や、附属特別支援教室「すばる」に勤務する教師、支援員、あるいは子どもの保護者に貸与する。香川大学と富士通は、子どもたちがスマートフォンを使っている姿を観察しながら、この仕組みの有効性を調査・分析する。

 インストールするソフトは、キャラクターの表情を使って感情表現を支援する機能や、文字の筆順についての理解を支援する機能などを備える。「スマートフォンはタッチパネルを使って直感的な操作ができるので、子どもたちになじみやすい」(富士通)。

 香川大学と富士通は、すでに同様の実証実験を2010年5月から9月にかけて実施済み。その際は、iモード携帯電話を使用していた。

 今回の共同研究は2012年3月末まで続ける予定。研究終了後は、今回の仕組みの活用事例の詳細や有効性について、成果を公開する意向である。