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 国際的ハッカー集団「Anonymous」は米国時間2011年7月3日、米AppleのWebサイトから盗んだと見られる情報をテキスト情報共有サービス「Pastebin.com」で公開した。

 Anonymousは同日、ミニブログサービス「Twitter」に、「それほど深刻ではないが」と前置き、Pastebin.comへのリンクとともに「Appleもターゲットになる可能性がある。しかし気にすることはない。我々はほかのことで忙しい」とのコメントを投稿した。

 Pastebin.comには、Appleのサイト(http://abs.apple.com)に不正侵入して取得したと思われるユーザーテーブルのデータが掲載されている。米英メディアの報道(New York TimesCNET News.comFinancial Times)によると、これらはApple社内の27人分の管理者ユーザー名とパスワードという。2億人以上が利用しているデジタルコンテンツ管理サービス「iTunes」のクレジットカード情報などとはつながっていない。これまでAnonymousが行ってきた攻撃に比べると小規模だが、別の攻撃に発展する可能性がある。

 Anonymousの上記ツイート(Twitterへのコメント)には末尾に「AntiSec」タグが付いており、反セキュリティ活動AntiSecの一環であることを示唆している。AntiSecにはAnonymousと、6月25日に活動停止を表明したハッカー集団「Lulz Security(LulzSec)」のメンバーが参加していると見られている。

 なお、これらとの関係は不明だが、米Fox NewsのTwitterアカウントが乗っ取られ、7月4日にBarack Obama米大統領が暗殺されたという虚偽ニュースが配信されたことを、米メディア各社(New York TimesWall Street JournalCNET News.com)が報じている。