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 UQコミュニケーションズは2011年7月6日、世界初というWiMAX 2(IEEE 802.16m)の公開フィールド実験を東京大手町で実施した(写真1)。

写真1●UQコミュニケーションズのラッピングをしたバス内でフィールド実験を実施
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 WiMAX 2(IEEE 802.16m)とは、米IEEEによって2011年3月に標準化が完了した現行のモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)の次世代規格。現行のモバイルWiMAXと後方互換性を保ちながら、下り最大330Mビット/秒、上り最大112Mビット/秒と速度を大幅に向上する点が最大の特徴だ。利用する周波数帯域を現行の10MHz幅から40MHz幅に拡大、現行の2×2 MIMOから4×4 MIMOをサポートすることなどで速度をアップする(写真2)。2010年秋のCEATECでも同社はWiMAX 2のデモを実施しているが、その時はケーブルを用いた伝送であり、実際のフィールド試験は今回が初という。

写真2●現行のモバイルWiMAXとWiMAX 2の比較
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 実験の公開に先立って会見したUQコミュニケーションズの野坂章雄社長は「急増するトラフィックを効率的に収容するためには、WiMAX 2が有効」(関連記事)と語り、WiMAX 2導入の必要性を訴えた。

 今回のフィールド実験は、WiMAX 2の導入のために必要な、日本における周波数帯の追加割り当てへ向けたアピールという側面が大きい。また世界的にモバイルWiMAXがLTEに押されている中、モバイルWiMAXで最も世界の先を進むことになったUQコミュニケーションズが、モバイルWiMAX連合を率いていく意思表示とも言える。