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写真1●「スマートフォン×デジタル教科書」プロジェクトの概要
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写真2●スマートフォン用学習アプリのデモ。音声を使って学習できる
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写真3●右から、ルネサンス・アカデミーの桃井隆良代表取締役社長、教育分野におけるICTの利用動向について講演した慶応義塾大学メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授、クアルコムジャパンの山田純代表取締役会長兼社長
写真3●右から、ルネサンス・アカデミーの桃井隆良代表取締役社長、教育分野におけるICTの利用動向について講演した慶応義塾大学メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授、クアルコムジャパンの山田純代表取締役会長兼社長
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 クアルコムジャパンと私立の通信制高校であるルネサンス高等学校は2011年7月27日、スマートフォンを活用して生徒の高校卒業資格取得を支援する「スマートフォン×デジタル教科書」プロジェクトを開始すると発表した。クアルコムの企業市民活動である「Wireless Reach」の支援を受けて、ルネサンス高校の生徒にスマートフォン500台と携帯用学習コンテンツなどを提供する。生徒は携帯ネットワークを通じて学習コンテンツや資料にアクセスしたり、学習用アプリケーションをダウンロードして、いつでもどこでも学習できるという。

 ルネサンス高校は、学校設置会社であるルネサンス・アカデミーが茨城県久慈郡太子町の教育特区で運営する通信制高校である。学習効果の向上や、職員/生徒の負担軽減を目的にICTを活用した学習プログラムを積極的に導入している。2006年にペンタブレットとパソコンによるプログラムを導入したのを始め、2007年には携帯電話機を使うプログラムを、そして今回スマートフォンを使うプログラムを導入する。これまでの取り組みでは紙の教科書も併用していたが、今回導入する英語のプログラムでは教科書や問題演習もデジタル化し、すべてスマートフォン上で学習できるようにした。

 発表会では、スマートフォンを使って英語のヒアリングや長文読解の学習をする様子をデモンストレーションした。スマートフォンを利用した授業は既に一部の生徒に試験導入している。これまでの携帯電話機による学習とスマートフォンによる学習を比較した結果、短期間の運用結果という条件付きながらスマートフォンを利用した学生の方が成績が良くなる結果が出ているという。「長文の音声を聞けるなどスマートフォン用教材の方が機能が多く、こうした機能を使ってじっくり学習しているようだ」(ルネサンス・アカデミーの桃井隆良代表取締役社長)と要因を分析した。ルネサンス・アカデミーは現在理科や社会向けの学習アプリケーションを開発中で、今後こうした教科にもスマートフォンの活用を拡大する方針である。