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Doc-To-Help 9.0Jの画面
Doc-To-Help 9.0Jの画面
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 グレープシティは2011年7月28日、Word文書を7種類のオンライン・ヘルプに変換するツールの新版「Doc-To-Help 9.0J」を発表した。新版のリリースは5年ぶりであり、リボンインタフェースの採用やWordファイルとしてdocx形式を読み込めるようにするなど、現在のWord環境で使いやすくした。2011年9月1日に出荷する。価格は、読み込み文書をWordに限定した下位版で税込み12万6000円など。開発会社は、米ComponentOne。

 Doc-To-Helpは、ソフトウエアのマニュアル用途などに使う各種のオンライン・ヘルプ文書を、専用のオーサリング・ツールなどを用いずに自動作成するためのツールである。ヘルプの構造などを記述したWord文書を用意するだけで、このWord文書を、HTML HelpやNet Helpといった、市場で使われている全7種類のオンライン・ヘルプ文書へと自動変換する。

 Word文書の「スタイル」定義を用いて、変換後のヘルプ・ファイルの階層構造などを定義する仕組み。あらかじめDoc-To-Helpをインストールすることによって、Wordに対してDoc-To-Help専用のスタイル定義がアドオンされる。スタイルには、例えば、見出し1や見出し2といった見出しの階層構造などが含まれる。このスタイル定義を利用して、Word文書を作成する。

 既存のWord文書に付けられている独自のスタイル定義を生かし、これをDoc-To-Help専用のスタイル定義にマッピングする運用もできる。変換ルール・エディタ画面を用いてスタイル定義同士をマッピングしておくことで、独自のスタイル定義のままDoc-To-Helpに読み込ませてヘルプ・ファイルを生成できる。

 エディションは2つある。読み込み文書をWordに限定した下位版「for Wordエディション」と、Wordに加えてHTML/XHTMLファイルを読み込んで変換できる上位版「Enterpriseエディション」である。Enterpriseエディションでは、Visual BasicソースとC#ソースを読み込んでコメント文からヘルプを生成することや、ヘルプ作成ツール「Adobe RoboHelp」のファイル群を読み込んで変換することもできる。

 Doc-To-Helpの稼働環境は、.NET Framework 2.0。スタンドアロンで動作する。ヘルプ文書の出力形式7種は、以下の通り。(1)HTML Help。(2)JavaHelp(別途、Java Help 1.1.3/2.0が必要)。(3)Microsoft Help 2.0(別途、Visual Studio Help Integration KitまたはVisual Studio Software Development Kitが必要)。(4)Microsoft Help Viewer(別途、Visual Studio 2010が必要)。(5)NetHelp。(6)WinHelp。(7)印刷マニュアル(WordやPDF)。