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 米Strategy Analyticsが米国時間2011年7月29日までにまとめた市場調査によると、同年第2四半期における世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比76%増の1億1000万台となり、過去最高を更新した。このうち米Appleと韓国Samsung Electronicsの出荷台数が、長年首位を維持してきたフィンランドNokiaを上回り、Nokiaは3位に転落した。

 Appleの第2四半期における「iPhone」の出荷台数は2030万台。Strategy Analyticsはこれに先だって、第1四半期におけるiPhoneの卸売販売額が119億ドルとなり、Nokiaの94億ドルを上回ったと報告していたが、第2四半期は出荷台数もNokiaを上回り、Appleは世界最大のスマートフォンベンダーになった。

 一方Samsungの第2四半期におけるスマートフォンの出荷台数は1920万台で、Nokiaの1670万台を上回った。Samsungの出荷台数は前年度の310万台から6.2倍へと急拡大している。Strategy Analyticsによると、SamsungはAndroid端末の 「GALAXY」が好調で、とりわけハイエンドの「S II」モデルが寄与しているという。

 Strategy Analyticsのディレクター、Tom Kang氏は「Nokiaは2010年に、年間のスマートフォン出荷台数が初めて1億台を超えたベンダーで、長年業界のリーダーだった。しかし2011年第2四半期の我々のランキングでは3位に急転落した」と述べている。1年前に38.1%だったNokiaの出荷台数シェアは、15.2%と半分以下になった。

 このほか、スマートフォンを含む携帯電話全体のシェアは、Nokiaが24.5%、Samsungが20.5%、韓国LG Electronicsが6.9%、Appleが5.6%、中国ZTEが5.0%。Nokiaは首位を維持しているものの同社のシェアは1年前の34.7%が急下降しており、これは1999年以来の低い水準。これに対し、Samsungがわずか4ポイント差でNokiaに迫っており勢いが増している。

 Strategy Analyticsのディレクター、Neil Mawston氏は、「魅力に欠ける平凡な製品、在庫調整の問題、Symbianプラットフォームへの需要減、米国市場における限定的な存在感が、Nokiaの短期的業績の重荷になるだろう」と指摘している。

[発表資料1]
[発表資料2]