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IT Simple ManagerのWebレポート画面の例
IT Simple ManagerのWebレポート画面の例
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 日立電子サービス(日立電サ)は2011年8月1日、クラウド(SaaS)型リモート監視サービス「IT Simple Manager」を開始した。ユーザー企業の社内LANにあるIT機器の稼働状況を、クラウド上のWebポータルを介して把握できる。利用料金は、監視対象1台あたり月額1050円から(税込み)。販売目標は、2012年度までに800社。

 IT Simple Managerは、社内LAN上にあるIT機器を遠隔監視し、監視データをインターネット上のWebポータル経由で閲覧できるようにするサービスである。監視ソフトとして、カナダのLevel Platformsが開発した遠隔監視ソフト「Managed Workplace」を利用する。このうえで、日立電サが持つ消費電力の可視化ノウハウを活用した環境監視メニューを追加した。

 実際の運用では、社内LAN上にはManaged Workplaceの監視用ソフトをインストールした監視サーバーを設置する。専用ソフトの稼働OSは、Windows 7、Windows Server 2003/2008。この監視サーバーから日立電サのデータセンターにある管理サーバー/Webポータルに対して、監視データをHTTPSで転送する仕組み。

 サービス品目は3つある。それぞれのサービス内容と価格(税込)は以下の通り。(1)標準の「スタンダードコース」は、監視対象1台あたり1050円。(2)米Microsoft製ソフトウエアのパッチ管理(Windows Server Update Servicesを用いたソフトウエア配布)を可能にした上位版の「プロフェッショナルコース」は、監視対象1台あたり1260円。(3)ユーザーごとにカスタマイズ可能な最上位版の「アルティメイトコース」は、個別見積もりである。

WMI/SNMP、Ping/サービス監視、パッチ適用などで構成

 監視できる項目は、IT機器全般について、機器の死活監視(PingによるICMP応答)、サービスの監視(DNS、Webなど個々のアプリケーション・プロトコルの応答)、Webサイトの監視(特定URLの応答時間)など。さらに、SNMP(Simple Network Management Protocol)や、Windows機ならWMI(Windows Management Instrumentation)を介して、CPU/メモリーの使用状況あるいはインストール済みソフトウエア/パッチ適用状況などを監視する。

 これらの監視項目は、個々のユーザーごとに専用のWebポータル画面で可視化できる。異常値や、あらかじめ定めたしきい値を超えた値を計測した際には、顧客にメールで通知可能。さらに、Webポータルを介して任意のスクリプトを実行することや(スケジュール実行も可能)、Webポータルを介して監視対象機器をRDP(Remote Desktop Protocol)などで遠隔操作することもできる。

 日立電サが追加した環境監視メニューを使えば、温湿度や電流、電力量などを可視化できる。この場合は、あらかじめ計測したい項目のセンサーを用意しておき、SNMPなどで監視データを収集する。

 なお、日立電子サービスは、2011年10月1日付で日立情報システムズと合併し、新名称「日立システムズ」(仮称)となる。