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写真●日本法人であるKaseya Japan社長の北原信之氏
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写真●スイスのKaseyaでエグゼクティブ・バイスプレジデント兼北東アジア担当ゼネラル・マネージャを務めるJohn Fargis氏
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写真●Kaseyaの管理サーバー画面
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 クライアント管理ソフトを手がけるスイスのKaseyaは2011年8月4日、日本法人のKaseya Japan(港区)を2011年6月20日に設立し、製品の販売/出荷を開始したことを発表した。2011年9月にはモバイル端末管理(MDM)機能を投入し、企業市場でのシェア拡大を狙う。国内での販売目標は、今後5年間で50億円以上。

 Kaseyaの製品「Kaseya」は、クライアントPCの運用管理サービスを支援するソフトウエアである。資産管理/ソフトウエア配布やリモート操作などクライアント管理に求められる主要な機能を一通り備える。ユニークな特徴として、クライアントPCの故障を防止/修復するための機能を提供する。ディスク障害の復旧を試みるなど、ユースケースごとに1000以上の管理スクリプトを用意している。これにより、エンドユーザーがトラブルなくクライアントPCを使い続けられるようにする。

 PCのトラブルを防止する機能によって、エンタープライズ(企業情報システム)用途だけでなく、クライアント管理が浸透していない現場で比較的よく使われてきたという。例えば、中小企業向けにヘルプデスクや保守サービスなどを提供するMSP(マネージドサービス・プロバイダ)が商材として採用するほか、POSなどの管理負荷が大きい小売業界、共有PCを多数抱える学校や病院などで使われている。

 管理対象のクライアントPCには、専用のエージェントを導入して運用する。エージェントからサーバーに対してコネクションを張るため、サーバーは社内LAN上にある必要はなく、インターネット上のデータセンターでも構わない。エージェントは自律的に動作し、30秒間隔でログを収集し、エラー発生時などにサーバーにデータを送信する。

 主な機能は、インベントリ管理/ソフトウエア配布、パッチ管理、リモート操作/遠隔サポート、トラブルチケット・ベースのヘルプデスク、クライアントPCの稼働状況監視、データバックアップ/リストア、ウイルス対策/マルウエア対策、SNMPネットワーク管理、など。管理エージェントの稼働環境は、Widnows、Mac、Linux、スマートフォン(iPhone、Android、BlackBerry、Windows Phone 7)。管理サーバーの稼働環境は、Windows Server 2003/2008。

 価格は、サーバーを社内で運営するオンプレミス型の場合、月額制ライセンスが管理台数1台あたり150~500円程度で、売り切り型ライセンスが管理台数1000台で660万円(税別)。一方、SaaS型の場合は、オンプレミスの月額制ライセンスよりも若干高額となる。「全機能を備えるオールインワン製品なので、単機能のポイント製品を揃えるよりも安価になる」(Kaseya Japan社長の北原信之氏)。

 なお、Kaseya Japanの資本金は1000万円で、従業員は5人。社長は北原信之氏。販売目標は「今後5年で現在のアメリカの売上である50億円強を超えること」(北原氏)。Kaseyaの本社はスイスで、設立は2000年。拠点は27カ国で従業員数は430人以上。顧客は32カ国にわたり、管理台数は1300万台以上。2009年にソフトウエアを多言語対応したことを機にアジア圏に進出し、日本法人の設立につながった。