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 米司法省(DOJ)は現地時間2011年8月24日、カナダの医薬品販売業者の広告掲載に関して米Googleが5億ドルの罰金を支払うことで和解に合意したと発表した。当局は、同社の広告プログラム「AdWords」を通じて米国ユーザー向けに掲載した広告が、処方薬の違法輸入を招いたとして調査していた。

 5億ドルという罰金は、米国史上最大規模の金額で、Googleが問題の広告掲載でカナダ企業から得た売上高とカナダ企業が米国消費者から得た売上高に相当するという。

 米国外の医薬品販売業者から米国の購入者に処方薬を出荷することは通常、連邦食品薬品化粧品法に違反する。米連邦地区検事のPeter F. Neronha氏は、「Googleに行為を改めさせることで、不正なオンライン薬局の米国消費者へのリーチを制限する大きな一歩となる」と述べている。

 DOJによれば、Googleは2003年前半には、カナダの医薬品販売業者がAdWordsを通じて米国向けに広告を掲載していることを知っていた。Googleは米国外の医薬品販売業者の広告掲載を取りやめたが、カナダ企業については継続していた。また、米国消費者が正当な処方箋なしにカナダの医薬品販売業者からオンラインで薬品を購入し、多くの販売業者が高額なオンライン診察を行っていることも認識していた。加えて、2009年に当局による調査の通知を受け取るまで、これらカナダの企業に広告掲載に関するカスタマーサポートも提供していた。

 米メディアの報道(New York Times)によると、Googleは「カナダの薬品販売会社の広告掲載はしばらく前から禁止している。しかし後から振り返ってみると、それらの広告を優先枠に掲載するべきではなかった」とコメントした。

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