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写真1●米ヴイエムウェアのポール・マリッツCEO
写真1●米ヴイエムウェアのポール・マリッツCEO
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写真2●システムとアプリケーションの変遷
写真2●システムとアプリケーションの変遷
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写真3●C/Sからクラウドへ向かう三つの流れ
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写真4●クラウドインフラを一体提供
写真4●クラウドインフラを一体提供
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写真5●vFabricにデータベース製品を追加
写真5●vFabricにデータベース製品を追加
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写真6●VMware View 5を発表
写真6●VMware View 5を発表
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 「従来のクライアント/サーバー(C/S)を、どうクラウドにマッピングしていくのかが重要」。米ラスベガスで開催中の「VMworld 2011」の基調講演で2011年8月29日(現地時間)、米ヴイエムウェアのポール・マリッツCEO(最高経営責任者)はこう強調した(写真1)。

 ポール・マリッツCEOは、C/Sの次代を担うクラウドには新たなインフラやアプリケーション、PC以外の端末への対応が必要と指摘。その実現に向けて、同社初となるデータベース製品や、仮想デスクトップ製品の新版を披露した。

 「システムの変遷につれて、典型的なアプリケーションも変わってきた、メインフレーム時代は帳簿、C/S時代はERPやCRMだった。それがクラウド時代に入り、スケールが大きく、かつリアルタイムなアプリケーションに移ってきた」。ポール・マリッツCEOは、こうしたITの潮流を示しながらも、一足飛びにクラウド時代に移れるわけではないと話す(写真2)。「C/S時代に作られたアプリケーションを無視するわけにはいかない。こうした既存資産とクラウドの間に橋を架ける必要がある」(同)。

 C/S時代からクラウドに進むには、大きく三つの流れがあるという。(1)インフラと運用の効率化、(2)アプリケーションの刷新、(3)新たなユーザーアクセス手法の提供---である(写真3)。

 インフラと運用の効率化は、仮想化ソフト「VMware vSphere」で同社がこれまで推し進めてきた流れである。ポール・マリッツCEOは「仮想化して自動化することで、“インフラは面白くない”というほど管理が不要になる。最新版のvSphere 5では、特にストレージ管理の自動化に力を入れた」と話す。vSphereは今後、「vCloud Director」や「vShield Security」といったインフラ関連製品との一体感を強めていく(写真4)。「バージョンをそろえ、共通のスケジュールでテストなどを行う計画だ」(同)。
 
 クラウド時代に向けたアプリケーション刷新を担うのが、APサーバー「tc Server」や「Sprigフレームワーク」などで構成するアプリケーション基盤「vFabric」だ。「若い開発者はSaaSでフレームワークが提供されることを望んでいる」(同)。今回、データベース製品「VMware vFabric Data Director」を新たに加えた(写真5)。

 Data Directorは、vSphereに最適化したデータベースをヴイエムウェアが提供し、サービスプロバイダーがデータベース・アズ・ア・サービスを構築するために使う。第一弾のデータベースとして、PostgreSQLをベースにした「VMware vFabric Postgres」が発表された。

 「ポストPCと言われるように、PC以外の様々なデバイスからアプリケーションにアクセスできるようにする必要がある」(同)。今回、仮想デスクトップの新版「VMware View 5」を発表。サーバーと端末間のプロトコルを改善し、これまでよりも狭いネットワーク帯域でも使えるようにした(写真6)。

 もう一つ、クライアントでのアプリケーション利用を管理する「VMware Horizon」も機能拡張された。Horizonは社内外のクライアントアプリケーションをメニュー化し、様々なデバイスでの利用を管理する機能を備える。今回、Windowsのアプリケーションも管理可能とした。