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写真1●タッチ&トライイベント会場では端末を自由に触れるようになっていた
写真1●タッチ&トライイベント会場では端末を自由に触れるようになっていた
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 ソニーは2011年9月1日、Android 3.xを搭載したタブレット端末「Sony Tablet」シリーズ2機種4モデルを発売することを発表した(関連記事:ソニー、Android3.x搭載のタブレット端末「Sony Tablet」シリーズ2機種を発売)。最新のAndroid OSを搭載したタブレット端末であることに加え、「ソニーが作った最新Androidタブレット」ということで注目している人も多いだろう。

 発表会とは別に設けられた特設会場では、両端末の新機能などを披露するデモンストレーションおよび端末を自由に触れるタッチ&トライイベントが開催された(写真1)。同イベントに参加し、実際に端末を触ってみた感想などをファーストインプレッションとしてお届けしよう。

「長時間片手持ち」に適したSシリーズ

 「タブレット端末の主な用途は何か」と問えば、「電子書籍の閲覧」を筆頭に挙げる人も多いだろう(現状では「Webアクセス」が主目的だという人も相当多いと思われるが)。ソニーでもSony Tabletの主な用途の一つとして「電子書籍リーダーとしての利用」を挙げている。そこでまずは電子書籍リーダーとしてのSony Tabletの使い心地をごく短時間ではあるが体験してみた。

 記者は現在、タブレット端末を個人的には所有していない。ただし、2010年末に編集部にあるNTTドコモのタブレット端末「GALAXY Tab」(SC-01C)を2カ月間ほど借り、毎日のように触って記事にした経験がある。そのときにタブレット端末で電子書籍を読む話についても紹介している(関連記事:「iPad対抗馬の本命」、NTTドコモのAndroidタブレットGALAXY Tabをさっそく触ってみた、同シリーズの他の記事は目次ページから)。

 過去の記事でも触れているが、記者は毎日自宅と会社を往復3時間半前後かけて通勤しており、その大部分を電車の中で過ごしている。そして仕事柄、電車の中で専門書(紙の本)を読むことが多い。そんなわけで、「電車の中で真剣に本をたくさん読む」立場から電子書籍端末の「通勤での実用性」を公平かつ厳しく見る目は十分持っていると自負している。その記者の目から見ても、Sony Tabletは「通勤に使える電子書籍リーダー」として相当いい感じに仕上がっていると感じた。

 今回発売したタブレット端末は、大画面タブレットの「Sony Tablet Sシリーズ」と2画面搭載で折りたたみ型の「同Pシリーズ」の2機種がある。記者が特に魅力を感じているのはSシリーズの方だ(機能の詳細などは関連記事を参照)。Pシリーズも非常に興味深い端末だが、普通に電子書籍を読むのが主目的なら、やはり画面が大きく標準的な表示が可能な(Pシリーズはかなりの縦長なので電子書籍の作りによっては余白などが生じる)Sシリーズが適していると思う。

 Sシリーズは、9.4インチ液晶を搭載しており、正面から見たサイズは約241.2mm(幅)×174.3mm(奥行き)となっている。米アップルのiPad2と比べて奥行きが少し小さく(11mm程度)、重さはほぼ同等だ。7インチ液晶を搭載したGALAXY Tab(高さ約190mm×幅約120mm)よりはかなり大きいが、満員電車などに乗っている場合を除けば大きさそのものが問題になることは少ないだろう。

写真2●Sシリーズは偏重心デザインを採用しているため非常に持ちやすい
写真2●Sシリーズは偏重心デザインを採用しているため非常に持ちやすい
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 長時間の通勤時に問題なのは大きさよりも「持ちやすさ」である(と記者は考える)。記者はiPad2を通勤電車の中でずっと片手で持って電子書籍を読むのは難しそうだ思っているが(試したことはない)、Sシリーズならできるだろうと確信した。その理由は、同端末が重心を片方の側(縦持ち時の左手側)に寄せた「偏重心デザイン」を採用しているからだ。実際に左手で持ってみると(写真2)、「板を持っている」というより「棒を握っている」感覚であり、とても安定して持つことができ疲れにくそうだと感じた(繰り返すが、実際に長時間持つとどうなのかは入手してから改めて検証したい)。