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 カナダResearch In Motion(RIM)の株主である同国の投資銀行Jaguar Financialは現地時間2011年9月6日、RIMの取締役会に対し、会社売却も視野に入れた株主価値最大化策を講じるよう要求した。

 Jaguar FinancialのVic Alboini最高経営責任者(CEO)兼会長は声明文で、「現状維持は受け入れがたい。RIMは静観していることは許されず、今が抜本的改革の時」とし、会社の売却やRIMが持つ特許の収益化なども含む策が必要と述べている。4、5人の社外取締役で構成する特別委員会を設置し、正式な施策を実施するよう求めている。

 Alboini氏が根拠として挙げているのはRIM株の下落。2008年6月に149.90ドルだった同社株は、2011年9月には29.59ドルへと80.3%下落しているが、RIMが上場するトロント証券取引所の総合株価指数は同期間に14.8%の下落にとどまっている。一方でRIMの競合企業の市場シェアは顕著に伸び、株価も上昇している。これはRIMの戦略的施策の遅れ、イノベーションの欠如などが原因としている(関連記事:7月の米国スマートフォン市場、「Android」のシェアが42%に拡大)。

 なお英メディア(Financial Times)によると、Jaguar Financialと同行の賛同者が保有するRIM株の比率は5%以下。物言う投資家で知られるCarl Icahn氏が米Motorola Mobilityに及ぼした影響に比べれば小さいと報じている。

[発表資料(PDF書類)]