CloudStation dSS R2の最安価モデル「2U 8ベイモデル」(3ノード)の外観
CloudStation dSS R2の最安価モデル「2U 8ベイモデル」(3ノード)の外観
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 ぷらっとホームは2011年9月6日、独自開発のKVS(キーバリューストア)を採用したファイル格納ストレージの新版「CloudStation dSS R2」を発表した。ノードの増設により、性能と容量をスケールアウトできる。新版では、キャッシュメモリーの容量を2倍に増やしたほか、メタデータ格納用にSSDを標準搭載するなど、性能の向上を図った。価格は、最安価モデル3ノード(36Tバイト)で498万円(税込)。

 CloudStation dSS R2は、KVSを採用したファイル格納用の分散ストレージである。ファイルのメタデータを全ノードでコピーして同期する仕組みにより、SPOF(単一障害点)となるマスターノードを持たないフラットな構成で運用できる。扱うデータの単位はファイル単位で、最小3ノードから最大36ノードまで、アクセス性能とストレージ容量をスケールアウトできる。容量が異なるモデル同士を混在させて利用することも可能である。

 ストレージへのアクセス手段として、GETとPUTの二つのコマンドで操作するKVS方式のストレージアクセスと、アプリケーション開発用のC言語APIライブラリのほか、クライアントPCやサーバー機からKVSストレージを仮想的にファイルシステムのドライブとして扱えるようにする専用ソフト「FUSEクライアント」を用意している。FUSEクライアントの稼働OSは、Linux、Windows(運用実績が多いのはLinux版という)。

 今回の新版では、ソフトウエアの更新やハードウエア仕様の向上により、総合的に性能を高めた。ハードウエア仕様では、全モデル(3種類)のすべてにおいて、キャッシュメモリー用途に利用するメインメモリーの容量を、従来モデルの2倍である8Gバイト(最大32Gバイト)に増やした。さらに、従来版ではオプションだったメタデータ格納用のSSDを、標準で搭載した。標準で100Gバイト(扱える最大ファイル数は2億個)のSSDを搭載する。

 製品構成と価格(税込)は、以下の通り。(1)「2U 8ベイモデル」は、1ノード当たり容量12Tバイト(システム領域込み)。初期構成(3ノード)が498万円、増設ノードは1ノード当たり166万円。(2)「3U 16ベイモデル」は、1ノード当たり容量28Tバイト。初期構成が598万円、増設ノードは1ノード当たり199万円。(3)「4U 24ベイモデル」は、1ノード当たり容量44Tバイト。初期構成が698万円、増設ノードは1ノード当たり233万円。

 製品購入時に、3年間の保守サポートが付属する。4年次以降の保証延長費用はこれまで個別見積もりだったが、今回の新版でメニュー化した。保証延長時の1ノード当たりの保守費用(年額、税込)は、2U 8ベイモデルが37万8000円、3U 16ベイモデルが40万8000円、4U 24ベイモデルが43万8000円。